ファクタリングの種類と契約について徹底解説
中小企業を中心に人気が高まってきているファクタリングについて、もっと知りたいという経営者の方は多くいらっしゃるはずです。
実はファクタリングには2つの契約方法があり、種類にも違いがあります。この記事の中ではその点を取り上げて、多様化するファクタリングについて解説いたします。
選べる2つのファクタリングの契約について
ファクタリングでは、以下の2つの契約の中から自社に適したものを選ぶことができます。
- 2社間ファクタリング
- 3社間ファクタリング
どちらにもメリットとデメリットがありますが、下記関連ページをご覧ください。
簡単に言えば、取引先に売掛債権の売却を知られたくないなら、2社間ファクタリングを選ぶのが良いでしょうし、取引手数料を少しでも安く抑えたいなら3社間ファクタリングを選択することです。スピード面で考えると2社間ファクタリングに軍配が上がります。
ファクタリングには種類がある
ファクタリングには多くの種類があります。
- 一括ファクタリング
- 医療ファクタリング
- 国際ファクタリング
- 保障ファクタリング
- クラウドファクタリング
- 給料ファクタリング
これはあくまで代表的なファクタリングの種類ですが、これらについてもう少し詳しく解説をしていきます。
一括ファクタリングによる買取
一括ファクタリングは、債権の買取に加えて売掛金の請求や回収に至る一連の流れ全てを委託することです。いわゆるファクタリング買取という時には、この一括ファクタリングを意味すると考えることができます。
売掛金の回収に至るまでのすべての過程を売却できることから、時間と労力の節約と貸し倒れリスクをなくすことができるというメリットがあります。
医療ファクタリング
診療報酬酬債券の売却をするのが、医療ファクタリングです。利用されるのは、病院などのクリニック・調剤薬局・介護事業者になります。
国民健康保険や社会健康保険を利用して受診すると、利用者の医療費負担は1割から3割です。残りの金額は国が支払うことになりますが、実際に入金されるのは約2か月先と言われています。そのためこうした医療ファクタリングが存在するわけです。
医療ファクタリングは国の機関が債務者となりますので、貸し倒れリスクが非常に低いため、ファクタリング手数料も低くなっています。
国際ファクタリング
国際ファクタリングとは、輸出企業が自社製品を輸出するに当たって行うファクタリング契約のことです。多くの場合海外のファクタリング企業と契約を結ぶことになります。
契約に当たってその外国企業の審査を行うことになりますので、その企業の安全性を知ることができるというメリットがあります。貸し倒れを防ぐという面でも効果がありますので、リスク管理の側面から利用する企業は多くあります。
保障ファクタリング
保障ファクタリングは、売掛債権に対する保障をファクタリング会社にしてもらうことです。こうすることで貸し倒れリスクをなくすことができるというメリットがあります。
万が一債務者である取引先が債務不履行となった場合には、ファクタリング会社がそれを補填して支払ってくれるわけです。
クラウドファクタリング
クラウドファクタリングは、すべての取引をオンライン上で完結させることができるファクタリングです。ですから来店不要・ペーパーレスといったメリットがあります。
またオンラインで行われるため、ファクタリング会社の人件費が安く済むことから取引手数料が安い事やスピードが速いというメリットもあります。一つおすすめをあげるなら「クラウドファクタリングOLTA」です。詳しくは「記事タイトルへリンク」をご覧ください。
給料ファクタリング
給料ファクタリングは一般のサラリーマンでも利用できるファクタリングです。
毎月支払われる給料をいわば前倒しで現金化するサービスです。給料ファクタリングを扱う点で実績があるのは「七福神」です。
ますます成長が期待されるファクタリング
ファクタリングには多くの種類があることと、契約スタイルによる違いがある事を覚えておく必要があります。売掛債権を用いた資金調達は、融資とは異なる魅力があります。融資とは違い、利息や返済に追われることはないため安全性の高い資金調達方法の一つとも言われています。
成長分野の一つとして今後もその種類や活用方法も多様化していくことが考えられます。円滑な資金調達のためにもファクタリングに関するベースとなる情報は蓄えておくべきなのです。